11月27日、知多市で東海6県が集結して、中部管区広域緊急援助隊合同訓練が開始されました。警察委員会からの県内調査で、防災服を着用し、朝8時に県庁を出発、知多市のこども未来館で概要説明を聞いた後、実際に訓練が行われている現場へ移動しました。この防災服は、春日井市の水防訓練・防災訓練時にも着用します。
当然ですが、訓練は本番さながらの迫力で、警察・自衛隊・機動隊・医師会等々多くの機関と多くの人々の参加で行われました。土砂に埋もれた車や家屋からの救出、水害で屋根に取り残された人を助け出すヘリコプター、酸素ボンベをつけてガス漏れの建物での調査、死体安置所での検死や遺族への伝達など、実際の災害現場ではこういう場面が繰り広げられていると思うと、複雑な思いです。特に東日本大震災での状況が浮かんできて、あの時の被災者の方々の心情を思うと胸が詰まりました。
酸素ボンベをつけての訓練の場では、残りの酸素が少なくなると「ピーッ」と音がして知らせるそうですが、救助する隊員があせってパニックになってしまう時もあるとの事。いかに冷静に対処して、チームワークで取り組むかなど確認しながら隊員の皆様が汗を流していました。素早く救助できるか、日々の訓練の積み重ねが重要となります。